病気の基準を考える2

病気の基準を考える

前回の続きです

そう、もう一方の考え方

自然医学や伝統医学などはどれも皆似ていて

まず、人に限らず、行きとし生けるもの全て

は循環しつながっているもので、起こる事象

には常に意味があると考えていることです

生き物においても全ては意味のないものなど

なく、もし今起こっている現象が人にとって

不都合であるなら、なぜそれが出てきたのか

を考えるものの見方です

生命が活動している以上無駄なものなどなく、

本来ではその命が継続するようにできているは

ず。

つまり、生命体として生きていくうえでの能力

は既にみんなが持っているもので、それを発揮

していればそもそも病気などの症状は無いもの

とする考え方です

元々ないものなら、今現象が出ている「理由」

「原因」が必ずあるわけで、それが解決される

と「何もない」状態に「戻る」だけ

そう「元に戻る」だけ

だから、出ている症状・病気を消したり駆逐した

りはしません

原因を取り除くだけでいい

その手伝いだけで生命は本来の力で治る

これが自然医学・伝統医学のベースです

どちらの考えが一番いい。ではなくて、その

考えか他の違いを理解して、今自分にとって

どちらの考えが必要かを判断すること

それが最も大切です!!

その違いと、そもそもの生命体への考えが違う

のにそれを混ぜて使うから変なことになってる

のです

もともとの能力で生命が営まれているのであれば

病気があること、症状が出ることが「おかしい」

よく「~て治るんですか?」という言葉があります

もともと病気なんて身体が本当の意味で健康なら

「無いのが当たり前」

その基準でいえば「治らないほうがおかしい」と

なります(治らないものもあるのは当然として)

身体がきちんと機能していれば病気・症状なんて

そもそも存在しないのでは?

まずは今出ている病気・症状があることが

「おかしい」と思えるかどうか

健康なのが当たり前なのになんでこんなこと

になっているのか、なにがおかしくてでてくる

のか。

人は誰でも皆「健康でいることが普通」のはずなの

です。

周りの多くの人がなってるから自分がなっても仕方

がない?

この病気が学校や会社で流行してるから自分もかかる

かも?かかっても仕方がない?

怖いからそれに対してワクチンやマスク、手洗い、

消毒などの予防をしないと病気になる?

そうではなくて

そもそも普段から健康なら何も無いんです

流行っていようが、周りの人がかかっていようが

自分はならないのです

ただ、その病気になった人は健康を維持する機能

が使えなくなっているだけなのでは?

つまり、病気にならない、病気が治るために必要な

ことは

「身体が健康な状態を保てるようにしてあげる」

ただそれだけなのかも

病気・症状をどうするか?ではなく身体が

健康状態を保てなくなった原因が何なのか

どうすれば再び身体が健康を保ってくれるのか

そのためにそろえるべき身体の構造・環境・習慣

・食事の条件は何なのかを知り、変えていくこと

条件を満たせば自らの力で身体は健康を取り戻して

いきます

そう「もとに戻る」のです

条件がそろえば健康であることが「当然」なの

だと考えてみましょう

病気になるのはこの条件がそろっていないから

起こるただの結果に過ぎません

症状と戦うのではなく何の条件がそろっていない

から健康でいられなくなったのかを自分自身の身

体にきいてみましょう

そうすれば今の状態は今までの全ての積み重で自分

の身体が正常に機能しなくなったのだと気付くはず

だとすれば、その積み重ねを一つ一つ変えていけば

今の結果とは違うものになるはずです

動物達は誰に教えてもらわなくてもそれを実践して

時には休み、時には身体を癒すものを食し、または

食べずに安静にすることを知ってます

自然医学や伝統医学はこれら動物が今でも

続けていることと同じように、人が健康に

生き続けるための知恵を継承してきたもの

がほとんどです

これが生命体の本質的なものであることは

誰もが感じられると思います

しかし、現代西洋医学的考えが不要なわけでは

ありません

私はアンチ現代西洋医学などではありませんので

それが必要な時も多くあるということだけは覚え

ておいてください!

救命救急の現場や重篤な感染症で命の危険が

ある時こそ現代西洋医学が最も必要な時です

それによる恩恵も計り知れないものがあります

でも、その考え方だけでは片手落ちで生命の

本質的な部分の視点も持ってほしいな~と

そして、その違う見方を理解して上手に使って

自分のベストな今を創造してください!!