病気の基準を考える

病気の基準を考える

今回は病気の基準、捉え方について考えてみます

前回の内容は健康とは?でした。

病気について考える際、どのように考えるかは

とても大切です

常に出てくることとして、昨今自然医学や代替

医療や伝統医療と現代西洋医学の違いが何か?

そこが言われますね!

とてもいい機会なのでこれらの違いを明確に

していくことで病気というものをどう考えるか

それの答えに近づくかもしれませんね

途中また私の主観も大いに入るので話半分で

ヘ~~~ってな感じでお付き合いください

まず、今現在は現代西洋医学の考え方が主流

であるため、世の中にもそれに準ずる考え方

が浸透しています

それは・・・

病気は

「あって当然」「かかるのが普通」「悪いのは

病気だ」「病気は出てきては困る」

だから・・・

いち早く駆逐し、消し去らなければいけない!

あってはいけない悪いもの!!

基準がそうなっているため症状・病気を消すこと

が病院のお仕事になっていますし、世間一般の人

も病気になったらお医者さんへ!

これがもっともスタンダードな考え方になってます

では、自然医学や代替医療の考え方はというと

病気は・・・

「身体からのサイン」「病気ないのが普通」

「病気が悪いわけではない」「結果より過程が大事」

ここだけ聞くと単なる現実逃避か何かに聞こえる(笑)

自然医学や代替医療の考え方は、出てきた症状や病気は

身体が何かしらの理由できっちり働けなくなった場合に

起こる身体の反応ととらえるために、そこに至る原因や

なぜ身体がきっちりと働けなくなったのか?

それを考える物の見方をするために

「病気は悪」「いち早く駆逐しないと」

といった考えも起こりません

ここが大きく違う点ですね

では、なぜそこまで考えが違うのか?

それはこれら医療の発展の仕方にも大きな

違いがあるのでしょう

西洋医学と称するものと現代西洋医学との間にも

違いがあると思います

西洋医学の中にもホメオパシー医学やオステオパシー医学

カイロプラクティック医学のように医学としての位置づけ

があるけれどその見方は自然医学的です

それとは一線を画す医学として現代西洋医学があります

日本においては保険診療で受診でき、病院になっている

ものは全て現代西洋医学といえます

一部自由診療をされるDrは別として・・・

この現代西洋医学の形になった背景を少しお話ししないと

いけませんかね

元々の西洋医学の始まりは紀元前、ヒポクラテスの

時代にはじまります

ヒポクラテスらを代表とする西洋医学はそれまで病気

を悪魔的、呪術的に混同していたものをしっかりと

医学として分けた始まりです

このころの西洋医学は今の自然医学や代替医療と

考えはほぼ同じであり、身体、自然の叡智を大切

にし、医師はその手伝いをするだけ、と説いてい

ます

ではどこで現代西洋医学の考えが出てきたのか

といえば17世紀に細菌が発見され、19世紀後半

から、科学が進歩し、世界は覇権を争う戦争・

植民地時代に突入して行きます、その時代には

人の命に関わるものは感染症と外傷によるもの

がメインであり今ほど複雑ではなかったのかも

しれません

同じころ魔法の薬「抗生物質」が発見され、

感染症において劇的な成果をあげ始めました

同時に戦争やなどの負傷兵を治す為に外科系

の技術も飛躍的にその技術が上がることにな

ったのです

つまり、感染症は細菌が悪いものでそれを薬で

駆逐する。

外傷は手術や縫合・止血で治すといった感じの

ものが当時必要であり、成果もあがったため

全ての症状にもこれらの考えを適用する流れが

生まれ現代西洋医学の

悪いものを見つけて叩く!消す!考えが中心に

なっていったのではないかと

故に最近の医学界ではもはや治癒という言葉を

多用せず、症状の減退や寛解という言葉を用い

ることが主流になってきています(治ってはいない)

それを今は全ての病気に対して適用するものの

見方が現代西洋医学的な見方です

一方、自然医学・伝統医学のものの見方は・・・

これ、長くなるので続きは次回(笑)